2018年10月20日土曜日

滋賀と北海道の評論書の有害指定問題のその後

今年3月に滋賀県で『あの日のエロ本自販機探訪記』が、北海道で『エロマンガ表現史』が有害図書に指定をされて以降、地方議員の方々や、関係諸団体の皆様や、記者さんたちに、色々と情報提供をさせて頂くなど、継続してお話をさせて頂いてきたのですが、指定から半年が経過して、少しずつその働きかけが実を結んできたのかなと思っております。

ありがたいことに、8月に北海道新聞さんが社説で、このような有害指定は行き過ぎではないかとの問題提起をしてくださり、
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/219743

また、9月には図書館問題研究会さんから、
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/statement/yugaitosho/

10月には日本マンガ学会の理事会の方々からも声明が出されました。
http://www.jsscc.net/info/130532

北海道議会でも、赤根広介議員と安住太伸議員から、予算特別委員会において、今回の有害指定の問題点を指摘する質疑をして頂くことができました。
10月3日 赤根広介議員
10月5日 安住太伸議員


なかなか一朝一夕に解決をすることは難しく、地道な論点整理や情報提供を続けることで、少しずつ色々なところに間接的に働きかけていくしか方法がない問題ではありますが、性表現や性表現規制に関係する評論書にまで安易に有害図書指定の範囲が拡大していかないよう、引き続き活動をしていきたいと考えております。


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