2018年4月27日金曜日

北海道・滋賀県の有害指定問題

2018年3月に、北海道知事が『エロマンガ表現史』を、滋賀県知事が『全国版あの日のエロ本自販機探訪記』を、有害図書として相次いで指定しました。




■ 北海道庁が公開した本件指定に関する公文書

■ 滋賀県庁が公開した本件指定に関する公文書


いわゆる「エロ本」や「エロマンガ」からの引用箇所もあるものの、調査・研究のためのまじめな文章が中心の研究書/ルポルタージュであることから、こういった性質の本にまで有害指定が拡大することに懸念の声があがっています。


報道等

 ■ J-cast 4月15日 
 『エロマンガ表現史』研究書なのに有害図書?北海道指定に識者「行き過ぎ」
前参院議員の山田太郎氏が懸念を表明

 ■ 朝日新聞 4月17日(朝刊33面)
 ■ 朝日新聞デジタル 4月17日
 タイトルに「エロ」の書籍、相次ぎ有害指定 研究書も
日本雑誌協会と、NPOうぐいすリボンが懸念を表明

 ■ Newspim (韓国のニュースサイト) 4月17日
 "エロ"は無条件規制? 日本の自治体、"研究書"も有害指定
朝日の記事を引用する形で事件を紹介

 ■ 東京新聞 4月18日(朝刊22面)
 「研究」なのに有害図書?
刑法学者の園田寿教授が懸念を表明 

 ■ ハフポスト 4月18日
 『エロマンガ表現史』 北海道で有害図書指定。なぜ書いたのか? 著者に聞いた。


 ■ 週刊文春 6月7日号
 「私の読書日記 育児日記、有害指定図書、高畑勲」
  作家の三上延氏が懸念を表明