まだ「うぐいすリボン」という会の名前もなく、静岡で少人数が集まってフィクションの規制問題についての勉強会していた最初期からの仲間でした。
現在、会のロゴなどに使っている「うぐいす」のデザインも、笹井さんがして下さったものです。
世界的には表現の自由のための運動を象徴する青のリボンですが、日本では既に拉致被害者の方々の運動のリボンとしてよく知られていましたので、別の色を探していたところ、ほとんどの色が何らかの運動で既に使われていたこともあり、私たちは「うぐいす色」というかなりマニアックな色にたどり着きました。
「うぐいすなら、自由に歌う鳥のイメージで、この運動にぴったり合っているのではないか」と軽い気持ちで荻野が話したところ、行動的な笹井さんは、さっそく、うぐいすをモチーフにしたリボンのデザインを考えて、何種類ものラフや色見本まで送ってくださり、そんな笹井さんに後押しされて、「うぐいすリボン」という活動は始まりました。
(笹井さんの同人誌:「さくまさんのこと」より)
笹井さんのご冥福を、お祈り申し上げます。