9月6日・7日に東京と京都で開催した講演会「韓国・児童青少年性保護法(アチョン法)による創作物規制の波紋」には、出版関係者と法律家を中心に、併せて約130人の方が参加して下さいました。
講師のパク・ギョンシン教授、通訳のジャン・ヘヨンさん、弁護士のパク・ドジュンさん、京都大学の曽我部真裕教授と、参加者の皆様に、改めましてお礼を申し上げます。
講師:
朴景信さん
(高麗大学教授/カリフォルニア州弁護士/韓国放送通信審議会委員)
(写真:「マンガ論争」編集部提供)
内容:
我が国においても児童ポルノ禁止法改正案附則2条の「漫画規制検討条項」が議論を呼んでいますが、先んじて児童ポルノ禁止法制にマンガ等の創作物規制を盛り込んだ韓国においては、性犯罪とはおよそ無縁のまじめな学生や日本語翻訳者らが大量に検挙されるなどの混乱が発生し、社会的問題となっています。
この講演会では、当局に拘束されたマンガ翻訳者等への司法支援活動に奔走するNGOオープンネットの理事で、高麗大学の憲法学教授でもある、朴景信先生をお招きして、児童ポルノ禁止法制によるマンガやアニメ等のフィクションの取り締まりがもたらす危険について語って頂きました。
東京会場
日時:2013年9月6日(金) 13:00~15:00
場所:文京区シビックセンター26階・スカイホール
京都会場
日時:2013年9月7日(土) 19:00~21:00
場所:キャンパスプラザ京都 第4講義室
主催:特定非営利活動法人うぐいすリボン
協賛:コンテンツ文化研究会、表現規制を考える関西の会、女子現代メディア文化研究会
参照:
■ 「マンガ論争・facebook版」記事
■ 日刊サイゾー:朴景信教授インタビュー記事
■ 「春香伝」を映画にしても児童性犯罪か
■ 抄訳:The World of ‘Minority Report’ Lived in South Korea
■ 米国コミック弁護基金(CBLDF)の紹介記事
■ ニューヨーク・タイムス記事
■ ウォールストリート・ジャーナル記事
■ 北海道新聞記事