2012年11月30日金曜日

うぐいすリボン・つくば講演会 インターネットの自由と倫理

 2012年11月25日(日)、つくば国際会議場で開催した講演会「インターネットの自由と倫理」には、30人以上の方が参加して下さいました。ありがとうございます。


日時:2012年11月25日(日) 14:00~18:00
場所:つくば国際会議場
主催:特定非営利活動法人うぐいすリボン
協力:コンテンツ文化研究会、NPO CCC

内容:
 著作権侵害や児童ポルノの抑止を目的に、インターネット上の情報流通に対して、法令ないしはソフトローによる規制がなされようとしていますが、手段の合理性・必要性についての客観的な検証が十分になされているとは言いがたい状況にあります。
 そこで、この講演会では、エンジニアと法律家の「社会的役割」と「専門家の倫理」を問いかけ、インターネットの自由と倫理のあり方を論じました。


2012年11月15日木曜日

「スパイダーマンを侮辱することはできない」


 ストックホルム大学のモーテン・シュルツ教授のコラムを掲載します。

 後に最高裁で無罪となった翻訳家シモン・ルンドストローム氏のマンガ絵所持裁判についてです。このコラムは、高裁での有罪判決後に、スウェーデン最大の新聞「ダーゲンス・ニュヘテル」に掲載されました。

 シュルツ教授からは、「皆さんに日本語で読んでいただけることが、とても嬉しいです」とのコメントが寄せられています。



スパイダーマンを侮辱することはできない
2011330
「でも、性的侵害にさらされたのがあなたの漫画のキャラクターだったらどうですか?」これは、漫画翻訳家のシモン・ルンドストロームが児童ポルノ犯罪で有罪判決を受けた、いわゆる漫画裁判に関する議論で飛び出した発言だ。この裁判では、子どもに見えるキャラクターを性的なシチュエーションで描写したと見なされる、漫画の絵を所持していたことが有罪とされた。