2012年10月30日火曜日

日本語訳:ブログ : マリア・アブラハムソン 国会にて


ブログ: マリア・アブラハムソン  国会にて
今日の最高の2人:エクスプレッセン(夕刊紙)紙上のホーカン・リンドグレン、及び教授との冬のおしゃべり
2011年12月30日(金)19時38分

明日は大晦日です。私達はヴァルムランド県にある冬用の別荘から、午前中出発し、“ピークの日々はとっくに過ぎた”ジープに乗って、大都市のスンネ(ヨーラン・ツーンストロムによれば世界の中心地だそうですが)にお正月の買い出しに出かけました。買い出しの内容は、アフトンブラーデット(夕刊紙)とエクスプレッセン(夕刊紙)、シャンペン、牛ヒレステーキ、カニ等。つまり債務危機が吹き荒れる中、新聞スタンド、冷蔵食品売り場、惣菜食品売り場に揃っている様々な品を買ったのです。 ( http://www.expressen.se/kultur/manga-skadar-inte/ )

先程買ってきたエクスプレッセンを、暖炉から差す灯りの中で読み終えました。その紙面には、ホーカン・リンドグレンが書いた、児童の絵と実際の児童に対する性的虐待を撮影した写真とを同等に扱う事の馬鹿馬鹿しさに関する論理的且つ興味深い記事が載っていました。
この混乱の元凶は、まさに魔女の醸造物である道徳の危機及び曖昧模糊とした考え方です。それが、漫画研究家のシモン・ルンドストロムが児童ポルノ犯罪により有罪判決を言い渡されるという、とんでもない状況に繋がりました。できれば来年の最高裁で、この間違いが修正されるか、それが叶わないならば法律を適切に改正するしかありません。私は以前から、この奇妙な裁判に注目していました。

スンネからフリークスダールス地域を抜ける帰り道、でこぼこした路上ではラジオチャンネルのP1、冬のおしゃべり、という番組に出演しているレイフ・GWペーションのスコーネ訛りが、缶の中の反響音のように響いていました。(我が愛車には申し訳ないが)
ペーション教授のその常変わらぬ近づきがたい雰囲気は、印象的でした。ペーションは、変わらないトーンで、考え深く、スリリング且つ情熱的に、警察の失敗談から、世界のトップテノール歌手のユッシ・ビョーリングの声に関する考察まで語る事ができる能力の持ち主でした・・・。
次回の買い出しでは、ユッシのCDを購入しなければ。